最近は時間があるなら、なるべく日向部屋に居るようにしているから、ゆっくりキッチンに篭ることが少なくなった。
とは言ってもご飯は作らねばならないし、朝ごはんやおやつとして食べるお菓子も必要である。
そんな時にご飯作りと同時進行できて、食べる時にカットする必要もないマフィンが大正義!と言うのは些か過言かもしれないけど、とにかく最近はマフィンばかり焼いている。
少し前に買ったバナナ。
「バナナ、お菓子作りに使う?」と夫が気を遣って聞いてきたところ、私は「何か作る時に残っていたら使うよ」と、“食べたかったら気にせずに食べてね”と言う意味で返事をしておいた。
1,2本はお菓子作りに使いたいだろうと思った夫。
すぐに使わなければ夫が食べるだろうと思った私。
すれ違い続けた結果、例のバナナはシュガースポット云々を完全に通り越して黒いバナナになっていた。ヨボヨボなダークマターバナナの爆誕である。
いや、シュガースポットができ始めた頃から「夫は固いバナナが好きだから、もう手をつけないだろうなぁ」と薄々察していた。お菓子作りに使うために、冷蔵庫(またの名をブラックホール)に放り込んでヨボヨボになるのを待っていたまである。
皮をむいたら意外と普通。……普通?
少しちぎって食べると甘くって美味しい。
このバナナを潰して、砂糖100g・卵2個・ヨーグルト65g・米油65g・バターフレーバー少々を加えてグルグルと混ぜる。
薄力粉130g・アーモンドプードル70g・ベーキングパウダー小さじ2を振るって再度グルグル混ぜる。
酸っぱいキウイとミックスドライフルーツをのせ、170℃に予熱したオーブンで20分~焼くと完成。
ヨーグルトは牛乳や豆乳…水分ならお好みでなんでも良し。アーモンドプードルがないなら薄力粉のみで良し。ホットケーキミックスを使えばベーキングパウダーも不要。作り方がアバウトでも大丈夫、たぶん成功する。それがマフィン。
しっとりふかふかな生地に、バナナの芳醇な香り。こんなん美味しくって当たり前よ!
最近、甘くないキウイばかりに当たって、
すっぱー(*×*)ヒェェってなりがちだけど…そんなキウイも加熱すればジューシーさとほんのりと甘みが生まれて最高!柔らかくなった果肉に、種のサクッとした食感がいいんだよねぇ。
甘く作って良し、おかず系/ケークサレでも良し、どんなものを加えてもだいたい美味しくなるマフィンは大正義!これは過言ではない。
「黒くなったバナナ、ケーキに入れるとウマイのな」と夫。お菓子作りに使ってもらうために、またもダークマターバナナを生み出そうとしている…
結論:バナナは黒くなってもうまい。