Google AdSense(以下、アドセンス)はアフィリエイトに並び、ウェブで収益を得るために欠かせないツールと言えます。
「ブログで稼いでみたいなぁ」と漠然とでも思った場合、真っ先にアドセンスの導入が候補に挙がるのではないでしょうか。
アドセンス広告を利用するためにはGoogleの審査に合格する必要がありますが、その審査基準は年々厳しくなっているようです。
具体的な審査基準もGoogleは公開しておらず、「何度挑戦しても審査に落ちてしまう」「なぜ落ちてしまうのか原因が分からない」という方もいらっしゃると思います。
この記事では、アドセンスに合格できる『読まれるブログ』の作り方を解説していきます。
- ブログ開設2ヶ月目にアドセンス合格。
- 合格の2ヶ月後に『重大なミス』によりアカウントを閉鎖するはめに。
- 再申請して2回目の合格→現在に至る。
審査基準のスタートライン
まずはじめに、アドセンス審査のスタートラインに立つには『プライバシーポリシー』と『問い合わせ先』をサイトに設ける必要があります。
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーとは、収集された個人情報の運用・管理・保護などに関する取り扱いの方針を明文化したものです。
個人情報を収集するサイトを運営する場合はプライバシーポリシーの制定と明記が必要になります。
アドセンス広告はCookie(氏名・住所・メールアドレス・電話番号は含まれない個人情報)を使用しているので、プライバシーポリシーのページは必ず作らなければなりません。
「こんなことを制定するんだな」と、プライバシーポリシーの内容を理解していれば、既に出来上がっているサイトを参考にしてページを作ればよいでしょう
(➡当ブログのプライバシーポリシーはこちら)。
問い合わせ先
ユーザー(読者)が運営者に連絡ができる体制を取っておく必要があります。
運営者に連絡が取れないと、記事の内容に誤りがあった場合も指摘ができず、アドセンスから「無責任なサイト」と判断されてしまいます。
プロフィール欄などにメールアドレスを記載しておくだけでもOKなようですが、アドレスを記載したくない場合は問い合わせフォームのページを作成し、リンクで繋げるのがおすすめです。
私はformrunというフォームを使用しています。
アドセンスに合格するサイトとは
ずばり、読まれるサイトです。
- 読者にとって有益な情報を提供している。
- 独自性のある内容・文章構成である。
- 見やすく、操作性の良いデザインである。
アドセンスのポリシーを守りながら、読まれるページ作りを意識すれば、必ず合格に近づきます。
各項目を掘り下げて、詳しく説明していきますね。
有益な情報を提供する
アドセンスは質の高いコンテンツを重視しているので、読者が『興味を引く』『役に立つ』記事を作成するように心掛けましょう。
当ブログは【お菓子作り】がメインコンテンツの雑記ブログなのですが、お菓子作りについて書く場合
甘くて美味しかったです。
今日はダイエット中の人も気軽に食べられる、1個30kcalのカップケーキの作り方をご紹介します!
ふわふわ食感が美味しいヘルシーなカップケーキは、お家に必ずある材料3つで作れます。
しかも所要時間は約10分!
ぜひレシピを参考に作ってみてください♪
- ダイエット中でも甘いものが食べたい。
- 家にあるもので簡単にお菓子を作りたい。
- とにかく短時間でお菓子作りがしたい。
ある程度「こんな人に読んでもらいたい」「こんな悩みを持つ人向けに書こう」とターゲットを決めると記事が書きやすくなります。
- 自分が疑問に思っていたことは、他の誰かも疑問に思っている可能性があります。
- 自分が失敗した話は、今後誰かが失敗しないための役に立ちます。
- 美味しい料理のレシピを書いたら試してみようと思う人もいます。
独自性のある内容と文章構成
アドセンスの「お申込み時の条件」というページには『他にはない魅力があるか』『ユーザーの興味を引く独自のコンテンツがあるか』と、オリジナリティの溢れるページ作りができていますか?とGoogleは重ねて確認しています。
何度も確認するくらい、Googleは独自性・オリジナリティに重点を置いているんですね。
そんなに何度も確認されると「何か特別なことを書かなければいけない」と思われるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。
例えば、当ブログにはレシピ記事が多いですが文章で説明する他に、実際の工程写真を載せたり、自分が実際にやっている裏技のようなポイントを記載しています。
レシピサイトはすでにたくさんあるので、レシピだけではオリジナリティを出すことは難しいと言われたこともありますが、私が作るお菓子の写真は、私にしか撮れない独自性のあるもので、実際にレシピブログでアドセンスに合格しています。
フリー素材を使っているからと言って、アドセンスに合格できないなんてことはないようですが、まずは『あなたにしか撮れない写真』を掲載してオリジナリティを出すと良いでしょう。
フリー素材を使うよりもオリジナル写真を使った方が読者への信憑性と信頼性が増すなど、アドセンス評価の他にもメリットがあります。
また、「このブログは信頼できる」とユーザーに思ってもらえれば、それがアドセンス評価にも結びつきます୨୧
見やすく、操作性の良いデザイン
アドセンスの「お申込み時の条件」には『操作が簡単でわかりやすくなっているか』という確認事項もあります。
読者が快適にサイトを閲覧できるようにすることも大事なことです。
ウェブページはスマホ・パソコン・タブレット…様々なデバイス機器で見ることができますが、どの機器で閲覧しても見やすく、操作性の良いデザインにする必要があります。
サイトの利便性を高めるには、見つけやすく使いやすいナビゲーション バー(またはメニューバー)を用意することが大事です。
具体的には、このように明記されています。
画面上部やサイドバーにメニューを設置するなどして、回遊しやすくする工夫が必要です。
はてなブログのデザインについて
はてなブログのデザインカスタマイズを始めて、気になったことがあります。
それはパソコン版ではデザインテーマを設定しているのに、スマホ版はデフォルトデザインのまま運用している人が多いこと。
はてなブログのスマホ版デザインは、パソコンかPCモードにブラウザ切り替えしたスマホからしか変更できないので、やり方がわからない人も多いのかもしれません。私も最初わかりませんでした。
スマホのデザインがデフォルのままでは、サイドバーやメニューなどの『独自に追加した部分』は表示されません!
せっかく作ったメニューバー、アドセンス審査にも必須なプライバシーポリシーやお問い合わせフォームがスマホでは表示されていなかったなんてことも有り得ます。
ウェブページへのアクセスはパソコンよりもスマホからの方が圧倒的に多いので、普段パソコンのみでブログを管理している方は、一度スマホでの見え方を確認してみてくださいね。
広告主の立場になってみる
ここまではアドセンスに合格する『ユーザーファースト』なサイト作りについて説明してきましたが、ここからは広告主の立場にもなって広告主はどんなサイトに広告を掲載してほしいか?というお話をします。
そもそも、『アドセンスとは何か?』をざっくり簡単に説明すると広告仲介プログラムです。
広告主=広告を出したい企業や個人と広告掲載先=サイトの運営者の間に立ち、広告を適切に提供するという役割を果たしています。
広告を出すためにはたくさんの費用が掛かっているので「このサイトに広告を掲載しても利益は見込めないね」と思われてしまうと、アドセンスに合格することはできません。
利益の見込めそうなサイトとは
あなたが何かお店を開き、宣伝チラシを掲載してほしいと思った時、どんなお店にお願いしますか?
『人気のないお店』『居心地の悪いお店』にはわざわざ頼みたいと思わないはずです。
- 人気のないお店
アクセス数が少なく、読まれていないブログ。 - 居心地の悪いお店
デザインや操作性が悪く読みにくい、有益な情報が一切載っていないブログ。
広告主の立場に立ってみても、ユーザーファーストが重視され、継続的にアクセス数が見込めそうなサイトが求められるということがわかります。
他社広告を載せると不利になる?
『他のクリック系広告やアフィリエイト広告があるとアドセンスに合格しづらい』という情報を目にします。
私は楽天アフィリエイトの商品リンクを掲載した状態で審査申請して合格しているので、他社の広告が多少載っているくらいでは支障はないと考えています。
しかし、1つのページに大量の広告を掲載している場合は審査基準を満たさなくなるかもしれません。
これに関しても広告主の立場になって考えてみると分かりやすいと思いますが
👆🏻こんな状態の掲示板にわざわざ宣伝チラシを掲載しようとは思いませんよね。
私の経験上、多少の他社広告なら問題なく審査には通りますので、審査前の他社広告は掲載数や配置場所などのバランスを見ながら利用するのが良いでしょう。心配なら審査通るまで広告を一切利用しないというのも手です。
まとめ(チェックリスト)
「なかなかアドセンスに合格しない」「これから審査に申請するけど、なるべく短期間で合格したい」そんな方は下の項目をチェックしてみてください୨୧
アドセンス審査は無料で何度でも挑戦することができます。焦らずに、丁寧なサイト作りを心掛けてみてくださいね。
ご質問等ありましたら気軽にコメント欄やメールフォームからご連絡ください。匿名でメッセージが送れるodaibakoも開設中です。
長くなりましたが
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日はそんな感じ!
それではまたね。