炊飯器でパンが作れたら、オーブンがなくても手作りパンが楽しめる。
オーブンを使わずに、炊飯器で「ちぎりパン」作ってみたよ。
炊飯器ちぎりパン
材料(3.5合炊き釜)
強力粉 | 200g |
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砂糖 | 15g |
ドライイースト | 3g |
バター | 15g |
塩 | 3g |
水 | 130ml |
今回は上記の材料に粒ジャムも加えました。
作り方
二次発酵をしない理由
炊飯器パンを作る際に、二次発酵してから炊飯すると過発酵になってしまいます。
初めて炊飯器でパンを焼いた(炊いた?)時は、いつも通りに二次発酵しました。ふんわりと美味しそうに出来上がり「炊飯器でもパンができる」と喜んだのも束の間…食べてみるととんでもないアルコール臭がしました。
オーブンを使う場合は、予熱をしてオーブンに生地を入れた瞬間から200℃近い高温で焼き始められますが、炊飯器ではそうはいきません。
炊飯器内の最高温度は100℃(圧力機能があるものは105℃)で、さらに瞬時に100℃に到達するわけではないので、その間にどんどん発酵が進んでしまうのだと思います。
炊飯中に、生地の加熱と発酵が同時に進んでしまうなら「二次発酵省けばいいのでは?」と二次発酵なしで作ってみたら大正解!ふんわり具合は変わらず、アルコール臭なしの美味しいパンが完成。
炊飯器でパンを作るメリット
お手軽で挑戦しやすい
炊飯器は自動的に温度調節や時間管理をしてくれるため、手間をかけずにパン作りができます。
また、炊飯器は普段から使い慣れている家電で、特別な道具を用意する必要もありません。
手軽にパン作りに挑戦できる点が魅力的。
最低限の道具で作れる
材料を計量したり、生地を分割するには、ある程度道具の準備が必要になりますが、「オーブンで食パンを焼こう!」となると、さらにパン型など追加で必要なものが出てくる場合がありますが、炊飯器パンなら型などの特別な道具は必要ありません。
スピーディに作業ができる
二次発酵がない分、一次発酵が終わってからノンストップで作業できます。
オーブンで焼く場合は二次発酵が完了するまでに約1時間の待ち時間があります(それも含めて楽しいんだけどね!笑)。
炊飯器なら一次発酵が終わってからすぐに加熱を始められるので「うっかりしてて過発酵になった」みたいな心配もありません。
粒ジャムが柔らかくなる
個人的にメリットを感じたのは粒ジャムがしっかり柔らかくなること。
粒ジャムは手軽にパンに味付けできるのでよく使います。
粒ジャムの特徴は、加熱する前はカリカリの飴粒のような形状で、程よい水分と熱が加わると溶けてジャムになります。
生地で粒ジャムをしっかりと包む必要がありますが、炊飯という蒸気の発生する加熱方法が項をなし、露出していた粒もしっかり柔らかいジャムになりました。今後も粒ジャムを加えてパンを作る時は炊飯器パンで作ろ。
今回加えた粒ジャムは【キャラメル】と【コーヒー】の2種類。
炊飯器でパン作り、お手軽&簡単で楽しいよ。