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横着主婦の暮らしの詰め合わせ

【手ごねパン】パン生地の捏ね方。こねるだけで幸せ広がる!パン作りの魅力♡

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自家製ならではの味わいを楽しむことができるパン作り。今回は手捏ね食パンの作り方を写真たっぷりでご紹介します。

レシピは食パンですが「基本の捏ね方」をご紹介していますので、丸パン・惣菜パン・菓子パンなど、他のパンに応用できます。


食パン作りで使うもの

材料

材料 今回の量
強力粉 280g 100%
砂糖 20g 7.1%
3g 1%
イースト 5g 1.8%
185g前後 66.1%
バター 20g 7.1%

パン型のサイズによって量が変わりますが、強力粉の量を基準に%で使用量は算出できます。

例えば強力粉200gで作る場合の水の量は200×66.1%=132.2gということになります。

道具

ボウル・ヘラ・スケッパー・めん棒など

一式セットを用意すると便利かもしれません。


手捏ね食パンの作り方

<1>生地をまとめる
パン生地をまとめる
ボウルにバター以外の材料を入れ、さっと混ぜたあとに水を加える。ヘラで生地をまとめるように混ぜる。

<2>生地を台に取り出す
パン生地を台に取り出す
スケッパーを使ってボウルの周りについている生地もきれいに取り除き、台に取り出す。

<3>台に擦り付ける
パン生地を台に擦り付ける
パン生地を擦り付けるように伸ばす・戻すを繰り返す。
生地がベタベタしていて台に張り付いてしまうと思いますが、気にせず続ける。

<4>だんだん生地がまとまってくる
パン生地がまとまってくる
しばらく<3>を繰り返していると生地がだんだんまとまってくる。
ある程度パン生地がまとまったら、以下<5>の捏ね方をする。

<5-1>捏ね方①打ち付ける
パン生地を打ち付ける
スケッパーを使って生地をまとめて台に打ち付ける。

<5-2>捏ね方②叩き付ける
パン生地を叩き付ける
生地をつまんで台に叩きつけ、包むように戻す。

<5-3>捏ね方③V字にゴロゴロ
パン生地をV字に捏ねる
パン生地を手で包み、向かって右奥・左奥にとV字に転がす。

<6>膜が張ってくる
パン生地に膜ができる
パン生地の一部を摘み、広げて薄い膜ができたら次の工程に進む。
広げた生地がすぐに破けてしまうならもう少し捏ね時間を伸ばし、再度確認する。

<7>バターを加える
パン生地でバターを包む
パン生地でバターを包み込み、再度捏ねる。

<8>生地にバターを馴染ませる
パン生地にバターを刷り込む
包んだバターをパン生地に刷り込むように馴染ませる。

<9>もう一度、捏ね直す
バターを入れるとパン生地がベタベタに
バターを入れると、まとまっていたパン生地がベタベタ・ボロボロに戻る。
<5>に戻り再度しっかりと捏ねると、またまとまってくる。

<10>再度、膜が張ったらOK
パン生地に膜ができる
生地にハリとツヤが出てきたら、生地の一部を摘んで膜を確認する。
薄い膜が張ったら次の工程に進む。

<11>ボウルに入れて一次発酵
一次発酵
パン生地に張りをもたせるように、上から下に優しく引っ張るように丸める。
下部分は指で摘んで閉じる。
丸めた生地をボウルに入れ「生地が倍の大きさになるまで」一次発酵する(30℃前後で45〜60分くらい)。
この時、ラップや濡らして固く絞った布巾をかけて、生地が乾かないようにする。

<12>フィンガーテストをする
パン生地のフィンガーテスト
一次発酵がしっかり出来たか「フィンガーテスト」で確認する。
膨らんだ生地に粉(分量外の薄力粉か強力粉)を指の第二関節くらいまで付け、生地に差し込み、そのまま抜く。
これで穴が戻らなければ次の工程に進む。

  • 穴が戻る場合は発酵不足なので、もう少し時間を置いてから再度フィンガーテストで確認してください。
  • 生地が萎んでしまったら過発酵です。過発酵になってしまった場合でも美味しくいただけます(詳しくはこちらをご覧下さい)。

<13>ガス抜きする
パン生地のガス抜き
一次発酵が完了したら生地を優しく潰してガスを抜く。
生地を潰したらボウルから取り出し、生地を分割する(今回は2等分)。

<14>丸めなおしてベンチタイム
パン生地 ベンチタイム
分割した生地を再度優しく潰ししっかりとガスを抜いたあと、丸めなおして10〜15分間生地を休ませる(ベンチタイム)。
この時、生地が乾燥しないように濡らして固く絞った布巾などを被せておく。

<15-1>生地を伸ばす
パン生地を四角く伸ばす
ベンチタイム後、生地を長方形に伸ばす。
台に打ち粉(分量外の薄力粉か強力粉)をして、閉じ目を上にして生地を置く。
生地にも粉を振り、めん棒を十字に押し込む。
十字を作ってから写真の矢印の方向にめん棒を転がすと簡単に四角く伸ばすことができる。

<15-2>両サイドを折る
パン生地を折る
生地が伸ばせたら、両サイドを中心に向かって折る(写真の矢印)。

<15-3>クルクル巻いていく
パン生地を巻いていく
両サイドを折ったあとの生地をめん棒で伸ばし最後のガス抜きをする。
その後、手前から奥に向かって生地をクルクル巻いていく
(ギチギチに巻くのではなく、手前から押し滑らせるように転がすといい感じになる)。

<15-4>閉じ目はしっかり閉じる
パン生地の閉じ目
巻いた生地の終りの部分はそのままだとペラペラしているので、この部分を摘んでしっかりと閉じる。

<16>型に入れる
パン型に入れる向きパン生地を型に入れる
分割した生地をすべて巻けたら食パン型に並べて入れる。
私は【のの字が外向き】になるように並べています。

<17>二次発酵する
二次発酵
一次発酵の時と同様に生地を乾燥させないよう型に蓋をしたり、布巾をかけるなどして二次発酵を行う(30℃前後で1時間ほど)。
二次発酵完了の目安は

  • 角食パンは生地の一番高くなっている部分がパン型の縁から3cmくらい下にいるところでオーブンの予熱を始める。
  • 山型食パンは生地の一番高いところがパン型から2cm出たらオーブンの予熱を始める。
予熱を待っている間も発酵は進んでいるので、少し早いかなぁくらいでオーブンの予熱を開始すると良い。

<18>オーブンで焼く
ケーキクーラーで冷ます
190℃に予熱したオーブンで30分焼く。
焼き上がったら、タオルを敷いた台などに型ごと数回打ち付ける(腰折れ防止)。
型から取り出したパンはケーキクーラーなどに乗せて冷ます。


ふわふわ食パンのできあがり。


工程中の補足

他の材料を加える

レーズンやナッツなどを加えたい場合は、<10>のバターを加えて捏ねたあと、膜が張るのを確認してから加える。

生地の応用は一次発酵後から

<13>でガス抜きをしたあと

  • 6~8等分して2次発酵→焼成すれば丸パン
  • この丸パンの工程で具材を包めば惣菜パン
など食パンレシピを基にパンの種類を変えられる。

いくら捏ねてもベタつく

30分以上捏ねても「全然まとまらない」「ベタベタしてどうしようもない」という場合は、手をしっかり冷やしてから捏ねてみる。

それでも生地が落ち着かなければ、分量外の粉(強力粉か薄力粉)を少量加えてベタつきを抑える。


手捏ねパンのここが楽しい!

自らの手で触れる感覚と満足感

魅力はなんと言っても自らの手で小麦粉からパンを作り出せることだと思う。

生地が徐々に形を成していく様子を肌と目で感じながら作業することで手作業の満足感を得ることができ、「ただの粉が、パンになる」この過程を体感することができる。

独自のアレンジを楽しめる

自分や家族の好みに合わせてアレンジができる点も魅力の一つ。
創造性を存分に発揮して、お店では売っていないオリジナルの味わいを楽しむことができる。

素材を厳選することができる

自分が選んだ材料を使うことができ、オリジナルのパンを作って味わうことができる。

癒やしとリラックス効果

手作業に集中することで心地よい時間を過ごすことができるし、繰り返し行うことで技術も向上する。
それは自信や達成感を得ることにも繋がるはず。

作れば作るほど満足感が増す

初めてのパン作りでは失敗することもあるけど、必ず美味しいパンが焼けるようになります。

まずは完璧を求めるのではなく、楽しみながら自分なりのパン作りのスタイルを見つけるのが大切。

「前回よりもいいパンが焼けた!」
「初めて作った頃よりこんなに上達した!」
作れば作るほど、満足感が増すはず☻

ふわふわな食パン

ぜひ、手捏ねパン作りを通じて、パン作りの楽しさを味わってみてね。