無料はてなブログでアーカイブページのリダイレクトは規約違反になるからやったらダメだよってお話。
カテゴリ『ブログカスタマイズ』の中で、特に人気な記事はこちら。yunico-fluffylife.comこれまで「無料版でも表示がスッキリしました」と何度かブログ言及もいただき嬉しいかぎりです·͜·
さて、上記の記事を読んでくれた方がとあるメールをくださいました。
(内容はだいぶ要約しています)
該当のブログさんも教えてもらい、確認したところトップページをアーカイブページにリダイレクトしているようでした。
無料はてなブログを利用されている方には理想的なブログ形態かもしれませんが、これは規約違反になので実行してはいけません。
- 無料はてなブログでトップページがサムネ付き一覧形式になっている人がいる理由。
- どういう仕組みなのか。
- これをやってはいけない理由。
無料ブログなのに
サムネ画像付き一覧形式
無料はてなブログなのにトップページがサムネ付き一覧形式になっている理由はトップページをアーカイブページにリダイレクトしているからです。
どういうことか順番に解説します。
アーカイブページ
記事一覧ページ(Archiveページ)とは、これまでに投稿した記事が一覧表示される索引のページで、はてなブログではブログのドメインに/archiveを付けたURLのページです。
はてなブログ開発ブログより引用
無料版でデザインカスタマイズしている方(トップページが全文形式で表示される方)はご自身のURLの後ろに/archiveをつけてみてください。
これまでの投稿がサムネ画像付きの一覧形式で表示されるはずです。
リダイレクト(リダイレクション)
「ページ転送」のことです。
- WebページのURLを変更や削除した時、代替となるページを作り、そっちに自動でアクセスするようにする。
- 新しいサイトに移管する時(はてなブログからワードプレスに移転とか、逆も然り)に旧サイトにアクセスしても自動で新しいサイトに飛んでもらえる。
⬆これらを利用して
実行してはいけない理由
無料版はてなブログを使っている人からしたら素晴らしいプログラムに感じるかもしれませんが、先に記したとおり実行してはいけません。
はてなブログの規約違反になる
はてなブログでは提供されているページのデザインを変更する際にヘッダーやフッター、広告、著作権表示などの標準要素の見た目や配置を変更したり、非表示にすることを禁止しています。
本サービス内でのページデザイン変更により、当社が標準的に表示しているヘッダ、フッタ、広告及び著作権表示を当社の許諾なく体裁や位置を改変し表示する、あるいは非公開にする行為
はてな利用規約より引用(第6条の3-g)
これらを公式設定で非表示にできるのが有料プランはてなProです。
はてなブログに限らず、無料ブログが無料で使える理由はユーザーのページに公式が用意した広告を表示されることで広告収益を得て、それをサービスの維持や運営に使っているからです。
「URL+/archive」を試した方ならわかると思いますがアーカイブページには広告表示がありません。
アーカイブページをトップページのよう見せることで、表示されるべき広告を表示させないということはお金を払わなければいけない機能をタダで使っている状態になっています。
定められている対価を払っていないのに『有料プランと“全く同じように”ブログ運営をする』のは泥棒さんと同じになってしまいます。
「はてなブログ リダイレクト 違反」などで検索すると、リダイレクトを実行して公式さんから警告が来た方の体験談が読めましたので気になる方は検索してみてください。
SEO(検索エンジン)に影響する
本来あるべきのトップページを別のページに飛ばすわけなので、当然クローラーは不審に思います。
記事が見つからず404エラーページに飛んだ時でもサーチコンソールに「指定しているページに飛べないから修正あるなら直してね」と通知が来るくらいです。
「このサイト、トップページに飛べない変な動きをするからインデックス登録しないでおこう」なんて思われたら検索結果にページが表示されなくなります。
規約違反ということを抜きにしても、SEO的にデメリットが大きいのでやらない方が良いカスタマイズ方法です。
おわりに
無料版でも記事を一覧形式で表示したいという気持ちは分かります。
だからこそこちらの記事で『“擬似的”に一覧形式に見せる方法』を紹介していて、この方法ならトップページの広告も表示されるしSEOやサーチコンソールにも影響ありません。
代わりにサムネ画像は表示されないなどの制限はありますが、制限なくブログ運営をするためには課金しないとダメよって話なのです。
過去にリダイレクトの方法を紹介していたページの多くが、その後「これは違反でした」とページ修正する中、今もやり方を紹介したままのページも見受けられました。
そのようなページを見て違反だと知らぬままカスタマイズしている方や、リダイレクトされているブログを見て「どうやってやるの?」と疑問を持つ方もいるようなので記事にしてみました。
メールを送ってくださった方にも今回の内容を説明して、記事にすることも了承いただいています。
せっかく手をかけているブログ、知らず知らずに規約違反をしてしまいBANになるようなことがあったら勿体ないです。利用規約に沿った形で見やすいブログにカスタマイズしていきましょうね。
今日はそんな感じ!
それではまたね。