はじめに
この記事を書くにあたって、まずは私の「過去の悩み」について書いておきます。
私は自傷行為がやめられない時期があり、その時の傷跡は今もしっかり残っています。
とても人様にお見せしていい腕ではないので、かれこれ十数年、夏でも長袖で過ごす日々。半袖やノースリーブで涼しげに、おしゃれして外出なんて夢のまた夢。「これは自業自得だから…」と、仕方のないことだと諦めて過ごしてきました。
そんな私ですが、去年からは夏に半袖で過ごすことができています。みんなが半袖でいるなか、カーディガンを羽織らなくていい。
みんなと同じように過ごせるというのは、気持ちがとても楽になります。
傷を隠すのに試行錯誤
傷に悩んでいる人の多くが、見られたくない、見せたくない、“見せてしまいたくない”と思ってるんじゃないかな。周りの人は傷なんて見たくないってこと、ちゃんとわかってるんですよね。
わかってるけど、絆創膏・包帯・テーピング…身近なもので傷を隠すと逆に目立ちます。自分で傷付けておいてワガママだけど、なるべく自然に、ナチュラルに隠したい。
メイクで自然に隠すにはある程度の技術が必要で、たとえキレイに隠せたとしても真夏に1日中キープするのは難しいと思う。
美容クリニックのレーザーで消すのも、人によっては現実的じゃない。
私は以前、傷ではなくタトゥー除去をレーザーでしてもらったのですが、5cm×5cm/黒1色/3箇所分を消すのに通院5回、費用は約40万円かかりました。この時、傷を消す場合の見積もりも出してもらったのですが、同じくらいの金額(40万前後)が出たことを覚えています。なかなか気軽に決断できる値段ではないですよね…
自然に傷が隠せるテープに出会う
- 絆創膏みたいに簡単に使える。
- メイクみたいな自然な仕上がり。
- 手頃な値段で購入できる。
- 楽天やAmazonで購入できる。
実はこのファンデーションテープを知るまでに、大型ディスカウントショップで購入した「タトゥーや傷を隠せる」と表記されているフィルムテープを使った事があります。
タトゥーと傷の「両方」をカバーできるものは、タトゥーを基準にした濃いめの色味で作られているようで、傷も隠せはするけど色が浮いてしまいました。テープ自体も目立つので「隠しているから、隠せていない」という状態になりました。
ここで紹介するテープはどうなの?ということですがパッと見、だいたいの人が気づかないと思います。
本当に気づかれないか検証
これまで夫、実母、実妹にファンデーションテープを貼った腕を見せて、気づいていたかを確認しています。
結論から言うと、3人とも気づいていませんでした。
ファンデーションテープを貼ったまま数日過ごすも、夫からは何も言われず。痺れを切らして自分から切り出すと、夫は腕を見ながら「全然わからんかった!」と。さらに「洗濯板みたいになってるのも目立たないね」と私以上に関心していました。洗濯板て…言い得て妙。笑
◆
続いて、実母と実妹。彼女らとは夏に京都旅行してきたときの話です。(⬇このとき)yunico-fluffylife.com2人もテープを貼っていることに気づいておらず、「私が半袖で外出てるの珍しくない!?」と今回も自分から言って、やっと気付いてもらえました。笑
これなら自然に隠せていると判断しても良さそう。
実際に貼ったところ
「本当に傷が隠せるのか」「本当に目立ちにくいのか」実際にファンデーションテープを貼った私の腕の写真を載せるので、ぜひ確認してほしいです。
傷跡はしっかりと隠れていますが、一応ワンクッション置きました(クリック・タップでぼかしが外れます)。
どうかな。洗濯板度合いの高いところは少し凸凹があるけど、見せびらかさない限りパッと見だいぶ自然ではないでしょうか。
ディスプレイの反射にボカシを入れたのと、サイト名の文字入れをした以外は画像の加工はしていません。
ファンデーションテープについて
実際の見え方を確認したところで、ファンデーションテープについて詳細を書いていきます。
色合わせセットがある
テープは全部で6色用意されています。自分の肌色に合う色を選ぶことで、自然に傷を隠すことができます。どの色が自然な仕上がりになるか色合わせセットで試してみるのがおすすめです。2023/07/23現在:楽天のショップでは1つのページ内で、全てのサイズから選択できるようになっていました。
サイズは4種類
傷の大きさにあわせてテープのサイズが選べます。
形状 | サイズ | 枚数 |
---|---|---|
標準 | 7.5×9.5cm | 10枚 |
絆創膏 | 2.6×7cm | 18枚 |
丸型 | 直径1.5cm | 30枚 |
大判 | 7×19cm | 5枚 |
私は標準サイズを縦に2枚並べて貼っています。
テープの特徴
防水で安心/貼りっぱなしでOK
普段の水仕事や入浴はもちろん、温泉やプールでも安心して使えます。また、1週間前後貼りっぱなしで過ごすことができます。
私の体感ではだいたい5日くらいかな。お風呂上がりにタオルでワシワシ拭いちゃって駄目になることがしばしば…水気は優しく拭き取ってね。
カットしての使用は個人的に微妙
公式サイトには
切ってもOK!
切っても粘着力や持続力をしっかりキープ
と書いてあり、実際に粘着力などはキープされるのですが、テープの端はもともと自然にボカされるように加工されているので、それをカットしてしまうと境目が少々目立ちます。
痒みや肌荒れは起きにくい
お肌については個人差があるので、肌荒れや痒みが出ないと断言することはできませんが、私は全く問題なし。痒みに関しては私はテープがなくても傷痕が痒い時があるので、同じような方は多分たまに痒いと思います。
原料・製造・販売すべて日本国内で一貫しているのも安心ポイント。
傷用とタトゥー用の種類に注意!
2014年に傷用ファンデーションテープができました。その後、タトゥー隠しタイプも発売されています。
傷用ではタトゥーは透けて見えてしまいますし、タトゥー用では傷を自然に隠せません。
購入の際はテープの種類をお間違えなく!
テープが誕生したわけ
この記事で書いているファンデーションテープは「傷専用」に作られています。
公式サイトには
挙式に悩む妻のために開発
妻の左腕には、たくさんの傷跡があります。精神的に追い詰められてできたキズです。
そんな彼女と結婚式の話が出たとき、「傷跡を気にしないでドレスを選びたかった」とポツリ。その言葉を聞いて、私は胸を締め付けられる思いがしました。
当時、傷あと隠しに特化した商品はありませんでした。試しにコンシーラーで隠してみるも、洋服にこすれるとメイクが落ちてしまいます。
それならシール状のファンデーションを肌に貼れば解決できると発案して、2014年、世界初の「ファンデーションテープ」が誕生したのです。
と記載されています。素敵なお話です。
「気になる傷跡を自然に隠せたら、明日ががさらに楽しくなるのにな」そんな風に思っている方のお役に少しでも立てたら幸いです。