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【自由研究】香りと色の付いた、可愛い石鹸を手作りしよう!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

ご質問いただきました!

お子さんと石鹸作りいいですね♡
廃油からの石鹸作りに興味を持ってもらえて嬉しいです🍀

yunico-fluffylife.com以前、紹介した石鹸作りの中でも「油のにおいが多少残る」ということを書いたのですが、今回は香料と着色料を足して、イイ香り&可愛いカラーの廃油石鹸は作れるか実験してみました!
手作り 廃油石鹸 色と香りを付ける
材料や作り方の写真や工程について、前回の記事と同じ部分は、前回と同じものを使用しています。
また、まだ石鹸は完成しておらず、進行状況を書いています!
石鹸が乾いて完成しましたら、追記をしますのでお楽しみに✎




香りと色のついた廃油石鹸

石鹸の材料

廃油石鹸の材料

今回の使用量 食用油に対する%
食用油(廃油でOK) 300g
オルトケイ酸ナトリウム 90g 30%
150g 50%

必要な道具

  • マスク・メガネ・ゴム手袋
  • 500mlペットボトル×2本
  • 漏斗(あると便利)
  • ストップウォッチ(あると便利)
  • 石鹸を入れる型(飲料パックやプリンカップ・お豆腐のパックなどでも作れます)

香料と着色料

廃油石鹸 色 香り
香りをつける材料として、まずはスーパーにも置いてあり手に入りやすいバニラエッセンス(写真右側)
その他、お菓子作りに使う食品フレーバー3種類(写真真ん中)
そして、洗濯用の合成香料(写真左側)を用意してみました。

着色にはフードカラー(食紅)を使用します💡
これらを混ぜ混ぜするために爪楊枝も用意してくださいね。


石鹸作りの工程

写真はクリック・タップで拡大できます。
【1】食用油を用意する
ペットボトル①に廃油を入れておく。
ペットボトルに廃油を入れる
【2】オルトケイ酸ナトリウムを溶かす
ペットボトル②にオルトケイ酸ナトリウムと水を入れる。
蓋をしっかり閉めて上下によく振り、オルトケイ酸ナトリウムを溶かす。
 
オルトケイ酸ナトリウムは水分に触れると熱を持ちます。熱くなるのでタオルなどでペットボトルを包んで振り混ぜてください。
 
また、ペットボトルが膨張します。
爆発したりはしませんが、ボトルが膨張したらキャップを優しく開けて空気を抜いてください。
水とオルトケイ酸ナトリウム
水とオルトケイ酸ナトリウムを混ぜる
【3】溶液を振り混ぜる
ペットボトル①に②の溶液を注ぎ入れる。
蓋をしっかり閉めて
・30秒振って
・30秒休む
これを10回繰り返す。
 
振り混ぜたら15~30分そのまま置いておく。
手作り廃油石鹸
↑ローズマリー水で作った時の写真なので水が黒いです。
このレシピでは、白みがかった色になります!
【4】型に入れ、着色・香り付け
15~30分経ち、中身がコンデンスミルクのように若干のとろみが付き、油の分離がなければ型に流し入れる。(油が分離していたら再度攪拌する。)
 
型に入れたあと、香料と着色料を数滴垂らし、爪楊枝で混ぜ混ぜする。
食品用香料は10滴・合成香料は1,2滴。
フードカラーはいい感じの色味になるまで加えました!
色が混ざらないように爪楊枝は色ごとに分けて使用してね◎
廃油石鹸を型に入れる
廃油石鹸 着色 香り付け
フードカラーは赤と黄色を混ぜてオレンジ・赤と青を混ぜて紫…などお好みの色を作ってね♬
【5-1】しっかり乾燥させる
型から石鹸がすんなり外せるようになるまで風通しの良い涼しい場所で石鹸を乾かす。
 
気温や天候で乾くまでに必要な日数が変わりますが、飲料パックは乾きやすいので1週間くらい/シリコン型は2週間くらいが目安です。
廃油石鹸を乾燥させる
【5-2】油が浮いてきたら
乾かしている間に油が浮いてくる場合があります。
このような場合は石鹸の上にキッチンペーパーを優しく載せて、油を吸い取ってください。
石鹸の油を取る
↑こちらもローズマリー石鹸を作った時の写真ですが、今回も同じように油が浮いてきたらキッチンペーパーを載せて油を吸い取ります。
【5-3】明るい色がおすすめかも?!

【6】型から外して乾燥
石鹸を型から外したら、型に入っていた部分はまだ少し、しっとり柔らかいと思います。
 
型に入っていた部分を上にして、さらに2~3日、風通しの良い涼しい場所で乾燥させる。
【7】保存方法
乾燥し終わった石鹸はオーブンペーパーやワックスペーパーに包むと、石けん同士がくっ付いてしまうこともなく保存できます☺
 
この項目も石鹸が出来次第、更新します!
手作り石鹸 オーブンペーパーで包む
手作り石鹸 しまっておく


香りについて

まだ乾かしている途中ですが、ちゃんと、いい匂いがします!
バニラエッセンスなどの食品用香料は、鼻を近づけると分かる『ほのかな香り』(バニラの香りの石鹸めっちゃいい!)
合成香料の方は仰いで嗅ぐだけで『しっかり香る』市販の石鹸に近い感じに出来ています。

👆🏻こちらの【オーシャンフルーツ🍊】【ファインフローラル🌹】【フレッシュソープ🧼】を使用しました!

本来、洗濯用芳香剤(柔軟剤に混ぜるもの)ですが、廃油石鹸は“雑貨”という扱いで、洗体や洗顔には向いておらず、お掃除や衣類に部分洗いなどにおすすめの石鹸なので、こちらの合成香料を選びました!
化粧品グレードとのことなので、お肌に触れても安全だと思われます。(石鹸が出来上がりましたら、使用感について追記しますね!)

石鹸作りの注意点

前回と全く同じ文章ですが、大事な項目なので記載いたします。
ここで紹介しているレシピは、劇薬指定されている【苛性ソーダ】を使わず、普通薬である【オルトケイ酸ナトリウム】を使用したものですが、オルトケイ酸ナトリウムも加水すると苛性ソーダと同じアルカリ性になる薬品です。

オルトケイ酸ナトリウムの使用に関する主な注意点を以下に記載します。

適切な取り扱い

オルトケイ酸ナトリウムは粉末や結晶状の形態で販売されています。使用する際は粉塵を吸い込まないように注意し、マスクを着用してください。

オルトケイ酸ナトリウムは加水するとアルカリ性になります。強いアルカリは皮膚や目に触れると腐食の危険性があります。ゴム手袋やメガネなどの適切な保護具を着用してください。

また、オルトケイ酸ナトリウムを内服したり、食品に使用、混入させないよう注意してください。

適切な配合

石鹸作りにおいて、オルトケイ酸ナトリウムは適切な配合量で使用する必要があります。
レシピや手順に従って計量・作業をしてください。
オルトケイ酸ナトリウムの量を不適切に増やすと、強アルカリ(肌への刺激が強い)石鹸になってしまいます。

どうして油から石鹸ができるの?

石鹸は主に、油脂とアルカリの反応によって生成されます。これは鹸化(けんか)反応と呼ばれます。油脂(廃油)の中の脂肪酸とオルトケイ酸ナトリウムのアルカリが反応し、石鹸とグリセリンが生成されます。

グリセリンは水溶性で、石鹸は水分と油を乳化させる作用がります。この乳化作用が洗浄効果を生み出します。
また石鹸は界面活性剤としても機能し、油や汚れを浮かび上がらせ、水で洗い流すことができます🧼


廃油石鹸のここがすごい!

環境への貢献

使い終わった食用油を再利用することで、廃棄物の削減に貢献できます。
「捨てるしかないもの」と思っていたものが、再び使えるものに蘇ることでリサイクル・エコについて学ぶきっかけになるのではないでしょうか☺♻

手作りの楽しさと学び

手作り石鹸のプロセスを通じて、創造性を発揮することができます✨
石鹸作りは科学の実験と同じで、化学反応や物質の性質について学ぶ良い機会になると思います。
実際に私も小学生の頃に体験した石鹸作りはワクワクしました♬

透明な石鹸を作りたい!

廃油石鹸の良さはなんとなーくわかったけど、「もっとおしゃれで可愛い石鹸が作りたい!」そんな方もいますよね。
そんな方にはグリセリンソープがおすすめです♬

まるで宝石みたいな、透明感のある石鹸が作れるみたいです😍💎
グリセリンソープも作ってみようかな。作ったらレポしますね!



まもなくお子さんも夏休みに入りますね🌴
ぜひ自由研究に【石鹸作り】いかがでしょうか?🧼
科学実験みたいで楽しいですよ♬

お読みいただき、ありがとうございます。
それではまたね🧸◌𓈒𓐍