バターを太白ごま油に置き換えてお菓子やパンを作ることが増えています。毎朝食べるパウンドケーキとか、先日のデコレーションケーキのスポンジも太白ごま油を使って焼きました🥮⁎.
太白ごま油などの植物性油を使ってお菓子やパンを作りたいとき「焼き型のサイズがレシピと違うから、量を少しだけ減らしたい/増やしたい」みたいに、分量で迷うことはありませんか?
- 粉類(薄力粉など)の量を増減しても、それにあった植物性油の分量の決め方。
- バターで書いてあるレシピを、植物性油に置き換える量を計算で求める方法。
これが分かれば、バターを使ったレシピでも気軽に植物性油に置き換えてお菓子作りをすることが出来ますよ୨୧
水分を加えないレシピ:62.5%
まずは牛乳などの水分を加えないレシピ
(例えばパウンドケーキなど)は
粉材料の分量 ✕ 62.5%
⬆この計算で求めることが出来ます。
私がよく焼くパウンドケーキは
粉材料 (薄力粉&アーモンドプードル) |
150g |
---|---|
太白ごま油 | 95g |
で作っています。
150g✕62.5%=93.75gですが
- 覚えにくいのでキリのよい量にしたい。
- 油は減らすよりも増やした方が生地がふんわりする(だろう)。
90~95gの間で調節すればいいと思います。
水分を加えるレシピ:62.5%÷2
牛乳などの水分を加えるレシピ。
前の項目でご説明した計算を元に、それをさらに半分にした数字が植物性油と水分の量になります。
たとえば、以前作ったスポンジケーキは
全卵 | 2個 |
---|---|
薄力粉 | 70g |
砂糖 | 70g |
太白ごま油 | 22g |
牛乳 | 22g |
薄力粉70g×62.5%=43.75
43.75÷2=21.875
この21.875gが植物性油と牛乳の分量になるのですが、こちらもキリが悪いので22gにしました。
生地をよりフワフワに作りたい場合は、植物性油と水分を+10~15gすると良いですよ♪
私もふわっふわのシフォンケーキを作りたい時は油と水分共に15g増しで作っています!
生地をまとめるレシピ:62.5%÷2
生地をひとまとめにして伸ばす、クッキー生地やタルト生地は
粉材料の分量 ✕ 62.5% ÷ 2
⬆これが植物性油の量になります。
たとえば、15cm型のタルトを作る場合は以下のような分量になります。
バターのレシピ | 植物性油のレシピ | |
---|---|---|
薄力粉 | 100g | 100g |
砂糖 | 30g | 30g |
卵黄 | 1個分 | 1個分 |
油脂 | 50g | 30g |
薄力粉100g✕62.5%÷2で31.25gとなりますが、これもキリよく30gで問題なく作ることができます◎
パンはベーカーズ%のとおり
私のよく作るパンのベーカーズパーセント(粉材料に対しての材料の配合率)は以下の通りです。
砂糖 | 7.1% |
---|---|
バター | 7.1% |
塩 | 1% |
イースト | 1.8% |
水 | 66.1% |
バターを太白ごま油に置き換える時も同じパーセントで作っています。たとえば、強力粉を200g使うパンなら以下のようになります(キリの悪い数字はキリよくしています)。
強力粉 | 200g |
---|---|
砂糖 | 15g |
太白ごま油 | 15g |
塩 | 2g |
イースト | 4g(小さじ1) |
水 | 135g〜 |
バターを使うとき同様、配合率は10~15%が目安なので、その範囲でお好みの量を見つけてくださいね!
液体なので捏ねにくく感じるかもしれません。ホームベーカリーやニーダーなどの捏ね機能を使うのが良いと思います!
また、バターのように後入れではなく水分を入れる時に一緒に加えましょう୨୧
まとめ
- お菓子作りでバターを植物性油に置き換える場合、粉材料に対して62.5%前後の油を使用する。
- 牛乳などの水分を加える場合は、粉材料✕62.5%した分量を半々にした量が、油と水分量になる。
- タルト生地などは粉材料✕62.5%÷2が植物性油の分量となる。
- 数字のキリが悪い場合は±5g以内で調節しても問題なく作れる。
- パン作りでバターを植物性油に置き換える場合は、バターと同量で基本OK。ベーカーズパーセント10~15%でお好みの量を見つける。
これを覚えておけば、バターで作るレシピを太白ごま油やサラダ油に手軽に置き換えることができます。
お好みのオリジナルレシピでお菓子作りを楽しむきっかけになれば嬉しいです🥮⁎.
今日はそんな感じ!
それではまたね🧸◌𓈒𓐍