強力粉を使わず、薄力粉で美味しいパンを作れないか考えたことはありますか?できるのか気になっていた薄力粉100%のパンを実際に作ってみました。
薄力粉deミルク丸パン
材料
薄力粉 | 200g |
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砂糖 | 30g |
イースト | 小さじ1 |
バター | 20g |
塩 | 3g |
牛乳 | 130g |
- 強力粉をすべて薄力粉に変更した。
- 水をすべて牛乳に変更した。
- 砂糖の量を普段の倍にしてみた。
(薄力粉は強力粉と比べてたんぱく量が少ない=グルテンの力が弱いので、膨らみパワーを手助けするため)
工程
一次発酵が終わった生地を優しく潰してガス抜きをする。
生地を分割して、丸め直し、そのまま二次発酵を開始する。
丸め直した生地が約2倍に膨らむまで二次発酵。
二次発酵が出来たら、薄力粉(分量外)を振りかけ切り込みを入れる。
200℃に予熱したオーブンで13分焼いて出来上がり。
強力粉と薄力粉の違い
薄力粉のみでも一応パンの見た目で美味しそうには作ることができました。ここで強力粉で作る時との違いを挙げてみます。
作っている時に生地がベタつく
生地がいつまでもベタベタして、なかなかまとまりませんでした。
一次発酵までHBにお任せしましたが、手捏ねの場合は水分量をかなり減らさないと作りにくそう。
原因は生成されるグルテンの量が強力粉に比べて少ないからだと考えられます。
あまり膨らまない
膨らむというより横に広がる。
おそらくこれもグルテンが少ないため、酵母の働きで膨らみはするけど膨らみを維持する力が弱いからだと考えられます。
食感がパサパサしている
香りと弾力が弱めで口の中でホロホロと崩れる。
「軽い食感」として焼きたてを食べる分にはまぁありかなと思っていたけど、翌日は手で割るとボロボロと崩れてしまうほどパサつきました(お皿にのせてラップかけて、レンジで10秒くらい加熱するとふわふわ感がすこし復活する)。
薄力粉100%パンは、個人的にナシ
「パンとしては」個人的にナシ!
小麦の香りや味を楽しむのもパンの楽しみだと思うのですが、その点から見ると薄力粉100%では物足りなさを感じます。また、焼き立ては「薄力粉100%でも結構ありかなぁ」なんて思ったけど翌日の食感が残念すぎる。
作るとしたら、おすすめの食べ方
パンは強力粉で作った方がいいというのが私の結論なのですが「わざわざ強力粉を買うほどでもないけどパン作ってみようかな」という方も居るかもしれません。
薄力粉100%パンを作る場合は、ホイップクリームをサンドしたり/しっかりと味や甘みをつけて菓子パンにするとよいと思います。
丸パンなどでシンプルに食べたい場合は温かいうちに食べ切れる量で作ると良いでしょう。
おわりに
薄力粉のみでパンが作れなくはないけど、パンとしてあまり美味しくもないということがわかりました。